盛岡冷麺ブームの火付け役になったとも言われています。コシの強い麺が牛スネや脂をじっくり煮込んだスープによく絡み、癖になる味わいです。
辛さは、特辛・辛口・中辛・ちょい辛・普通・ひかえめの6種類あり、辛味別にして貰うのがおすすめですよ。
焼肉の〆にもピッタリですが、冷麺だけの注文もOKなのでぜひ足を運んでみてください。
楼盛閣公式サイトはこちら
明明家
駅ビル・フェザンでさっと盛岡冷麺を食べたい時におすすめなのが「明明家(みょんみょんや)」です。
入口で焼肉を食べるかどうかを尋ねられ席が振り分けられるので、冷麺だけでも気兼ねなくオーダーできます。
店内にはテーブル席やボックス席がたくさん用意されていて窮屈さはありません。
冷麺の値段は他店舗よりも高めですが、立地の割に穴場感のあるお店です。
新幹線や夜行バスなどの待ち時間に利用するのもおすすめですよ。
こだわりの牛骨スープは、コクがあるのにしつこさはなく、飲み干せるほどすっきり。
トッピングは、卵、きゅうり、カクテキ、ネギ、チャーシュー、スイカか梨が入っています。
辛さは、 辛味抜き、辛味別、小辛、中辛、辛口、特辛の6段階から選べます。
盛岡冷麺全体に言えることですが、実は辛口といっても激辛的な辛さはあまり感じられません。
辛いのが好きという方は特辛を注文するのがおすすめです。
また、セットメニューも豊富で、ミニいくら丼、ミニピビンバ、ミニ牛焼肉丼などが選べます。
大同苑
「大同苑」は、盛岡市内に2店舗、仙台市内に2店舗の計4店舗があります。
こちらの盛岡フェザン店では冷麺と温麺と一品料理のみの提供で、焼肉の取り扱いはありません。
明明家と同じく駅直結で気軽に立ち寄れるので、出張帰りの時間潰しや女性一人での食事にも最適です。
店内はテーブル7卓とカウンター3席というこぢんまりした造り。
しかし、冷麺中心のオーダーのため回転率が高く、長時間並ぶことはありません。
駅ビルの中にあるお店ですが、昭和40年から続く伝統の味はまさに絶品。
麺は北海道産の馬鈴薯澱粉と小麦粉が独自の配合でブレンドされ、コシがあってツルっとしています。
注文後に手練りされるため、透明でコシが強くシコシコしているのが特徴です。
こだわりのスープは、前沢牛といわて牛のすじと牛骨が美味しさの秘密。
野菜と一緒にじっくりと煮込まれ、余分な脂が取り除かれた状態をさらに布で濾すことによって上品な味のスープが生まれます。
大同苑 公式サイトはこちら
盛岡冷麺 寿々苑
こちらの「寿々苑」も駅ビル・フェザンの中にあり、手軽に盛岡冷麺を食べたい時におすすめです。
駅ビル・フェザンの中にあり、手軽に盛岡冷麺を食べたい時におすすめです駅ビルフェザンの中にあり、手軽に盛岡冷麺を食べたい時にオススメです。
地下通路沿いのお店なので、天気や気温に左右されずに利用できるのも嬉しいですね。
店内は和風な佇まいで昔ながらの雰囲気。
テーブル席やカウンター席で構成された落ち着く空間です。
冷麺専門店と焼き肉屋、それぞれの良いとこどりのようなメニューが並びます。
24時間煮込んで出汁がとられた、甘味やコクのあるスープに良く合います。
冷麺の辛さは、辛味抜き、辛味別、小辛、中辛、辛口、特辛の6段階。
全体的に辛さは弱めなので、辛いのが好きという方は特辛でも大丈夫でしょう。
また、普通盛、大盛の他、ハーフサイズがあるためお腹の空き具合に合わせて選べます。
小ピビンバセットやミニ角煮丼セットもあり、ちょっとボリュームのあるランチにもぴったりです。
食道園
1954年創業、盛岡冷麺発祥店のこだわり
「食道園」の盛岡冷麺のこだわりは全て店内で手作りすること。スープには焼肉として使用する国産牛がふんだんに使われ、牛脂が浮かないよう丁寧にダシがとられます。そのため牛の旨みとキレのあるすっきりとした味わいになっています。
辛みを調節できるキムチは冷麺専用に作られたもので、ほのかな酸味と辛みが絶妙にマッチしています。その日の気温によって水温を調節しながら職人が練る麺は、コシがあってのど越し抜群です。綺麗に盛り付けられた冷麺を混ぜて食べるのが盛岡流!それぞれの味が見事に融和し美味しさが引きたちます。
「食道園」の焼肉は、カルビやロース肉を焼いた後、すき焼きのように生卵を絡めて食べるのが特徴。卵に合うように肉は濃いめの味付けがされています。焼肉と冷麺のランチセットにも卵がついてきます。
「食道園」は盛岡冷麺発祥の名店。先代の店主が朝鮮半島に伝わる冷麺をヒントに独自メニューの開発を始めました。盛岡の人々に受け入れられるよう試行錯誤を繰り返し、1954年に盛岡冷麺が完成。現店主も幼少期から両親の冷麺作りを手伝い、受け継いできた伝統の味なのだとか。
今でこそ盛岡名物として有名になった冷麺ですが、こちらの「食道園」が発祥。
昭和40年代、盛岡に焼肉屋さんが増えていく時に、他店も食道園スタイルの冷麺を提供するようになっていったのです。
朝鮮半島で生まれた先代は東京へ渡り仕事をしていましたが、知り合いがいる盛岡で朝鮮料理のお店を開業したのが昭和29年(1954年)のことでした。
当時は、辛味が無い平穣の冷麺に子供の頃に故郷で食べた咸興の冷麺をミックスし、平穣冷麺として提供していました。
ただ、馴染みのない麺やスープに最初はあまり評判が良くなかったのだそう。
そこで、山形出身の奥さんと東北人の口に合うように改良を重ね、今の食道園の冷麺が完成しました。
食道園の冷麺の特徴は、麺にあります。
毎朝10時半からその日の気温や湿度に合わせて粉を調合し手で練り、専用の製麺機で押し出し、たっぷりのお湯で茹でて水でしめます。
多い時には1日800食分の麺を打つというから驚きですね。
食道園の麺は、おそらく各店の盛岡冷麺の中で1、2を争う弾力とコシの強さと言えます。
弾力があるけどぷちっと噛み切れるという食感は癖になるでしょう。
コクと甘味があるスープは、牛骨8:鶏ガラ2の割合で4時間かけて煮込まれています。
このスープの味が変わらないようにと、トッピングの定番であるスイカや梨、りんごといった果物は入れません。
盛岡冷麺の食べ歩きを考えている方は、まずは元祖である食道園の冷麺を味わってみてくださいね。
食道園公式サイトはこちら
焼肉レストラン米内(よない)
精肉店「肉の米内(よない)」は、新鮮なお肉がリーズナブルに楽しめる有名店。
明治32年創業という老舗で昔からのファンが多くいます。
2022年11月には、旧店舗から徒歩2分ほどの場所に移転オープンしました。
現在、旧店舗は精肉店として営業しており、新店はお弁当・お惣菜のお店とレストランが併設されています。
新店の左側にある細い道を進むと、冷麺が味わえる「焼肉レストラン米内」の入口に辿り着きますよ。
歴史を感じる佇まいから一転、おしゃれで開放感のある店構えにリニューアルされました。
米内の冷麺は、麺、スープ、味付け肉、別辛のキムチに至るまですべてが手作りです。
中でもお肉は最高級の質で、柔らかく口の中でほろほろとほどけていきます。
出汁がきいたスープはあっさりめで、コクのあるスープとはまた違った美味しさ。
昔ながらの歯応えばっちりな麺も特徴的です。
老舗精肉店が本気で作った本格派冷麺をぜひ味わってみてくださいね。
焼肉レストラン米内公式サイト
ぴょんぴょん舎
言わずと知れた有名店「ぴょんぴょん舎」は、盛岡や仙台の他、銀座やスカイツリーのソラマチなど東京にも出店しているためご存知の方も多いのではないでしょうか。
ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺は、麺、スープ、キムチ全てがこだわりの自家製。
冷麺以外にはキンパやチヂミといった韓国の家庭料理も美味しいと評判ですよ。
国産牛肉と牛骨に鶏ガラが加わった冷麺のスープは、丁寧に濾されて動物性脂肪が完全に取り除かれています。
この仕込みのおかげで、濃厚でコクと旨みのあるスープながらくどさやしつこさが一切なく、飲み干せるほどの美味しさになるのです。
麺は小麦粉と馬鈴薯でんぷんが独自の配合で練られており、茹でたあとすぐに冷水でしめることで、コシが強くてツルっとした喉越しに仕上がります。
オーダーを受けてから製麺機で生地を押し出すので、いつでも作りたてを味わえるのも魅力です。
冷麺専用に漬け込まれた大根とキャベツのキムチは、乳酸発酵の旨味と酸味に唐辛子の辛味、ピリピリ感とのバランスが絶妙。
スープに加え、麺と絡めて口に運ぶことで後を引く美味しさになります。
トッピングは、チャーシューや固ゆで卵などの具材に加えて、夏はスイカ、冬は梨が添えられますよ。
ぴょんぴょん舎公式サイト
地元の冷麺通に愛される、行列のできる名店!
盛岡市内に4店舗の他、宮城県や東京都、神奈川県にも店舗がある「ぴょんぴょん舎」の本店です。独自の配合で練り上げられた麺は、強いコシと弾力があり、滑らかでツルリとしたのど越しです。牛骨をベースにしたスープはコラーゲンたっぷりで、あっさりとしながらも強い旨みとしっかりとしたコクがあります。
味の決め手となるのは冷麺専用に漬けこんだ自家製のキムチ。スープとともに食べれば、爽やかな酸味と唐辛子の辛味が加わり、さらに旨みがアップ!スープの味わいがさらに深くなります。モチモチの麺も一緒に混ぜて口に運ぶと、まさに後引く美味しさを感じられます。
焼肉・冷麺ヤマト
注文を受けてから製麺するこだわりのできたて麺が美味
岩手県と宮城県に13店舗、海外にも出店している「焼肉・冷麺ヤマト」の盛岡店。自家製麺はできたてにこだわり、注文が入ってから製麺され、食感は非常にモチモチ、のど越しはツルツル。
蒸気釜で牛骨を長時間煮込んで作るスープは、コクがあるのにさっぱりしているのが特徴です。冷麺にかかせないカクテキには岩手山麓の大根を使用し、唐辛子は韓国まで買い付けにいくというこだわり。じっくり寝かせることで、辛さの中にコクと旨味を出しています。5段階から選べる辛さと、辛味を別添えの“別辛”があるのも嬉しいポイント。
厳選されたお肉で焼肉も食べられます。独自のタレで味付けされた黒毛牛や、A4・A5ランクの黒毛和牛も種類が豊富で、部位毎に注文が可能。
焼肉・冷麺ヤマト公式サイト
焼肉・冷麺 髭
創業50年余、店内仕込みのスープとキムチで味を追及
創業以来50年、変わらぬ味を今も守り続けている「焼肉・冷麺 髭(ひげ)」の盛岡冷麺。専用の製麺工場で作られる麺は、粉を独自配合することにより独特の風味と食感を出しています。
スープは、黒毛和牛の骨やスジ、地元産をメインとした野菜等を半日以上かけて丁寧に煮込み、澄んだ黄金色に仕上げています。そのため肉と野菜のコクのある旨みがぎっしりと凝縮され、滋味あふれる味わいになっています。
また、辛いだけでなく、深い旨みのあるキムチも絶品です。岩手県で採れた野菜にこだわり、一から作りあげている自家製キムチは酸味と辛味のバランスが良く、スープや麺との相性もばっちり。
焼肉・冷麺 髭公式サイト
岩手県名物の盛岡冷麺とは?その特徴、韓国冷麺との違い、発祥や歴史を解説!
盛岡冷麺とは?
盛岡冷麺とは、小麦粉とでんぷんで作られる麺料理で、岩手県盛岡地方の郷土料理です。
半透明の麺は、小麦粉とでんぷんで作られたツルッとした食感と、コシの強さ、独特の歯ざわりがあるのが特徴です。
牛肉や鶏肉からダシをとった冷たいスープは、旨味が凝縮されコクがあり、なおかつさっぱりしているのも特徴のひとつです。
添えられたキムチからの色で赤みを帯びた色となっていることが多くあります。
キムチの辛さは、ほとんどのお店で3~5段階まで選べるようになっています。辛いのが苦手な方や自分で辛さを調節したいという方には、冷麺とは別にキムチが付いてくる、別辛がおすすめです。
キムチの他にも、卵や牛筋肉、また付け合わせとしてリンゴ、スイカ、梨など季節の果物がのせらることもあります。
盛岡冷麺はお酒を飲んだ後にシメとして食べるのにもオススメです。
また、盛岡冷麺は「わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」と並ぶ「盛岡の三大麺」でもあります。
盛岡冷麺と韓国冷麺の違い
一般的に冷麺といえば韓国冷麺。韓国と日本の冷麺は、麺の主原料が違うため見た目や食感、風味が違います。
韓国冷麺は、平壌(ピョンヤン)冷麺と咸興(ハムフン)冷麺があります。両方ともそば粉を主原料としており、麺が細くて長いのが特徴です。
平壌冷麺
平壌冷麺は、そば粉と緑豆の緑豆粉を原料にしています。麺は太くて黒っぽく、柔らかいのが特徴です。
透明で淡泊な冷たいスープは、お肉からの出汁と、酸味のある大根の水キムチの汁を混ぜて作られています。カラシと酢、キムチを加えて自分の好みの味に調整しながら食べます。
固く締めた太麺の上に、味付けした肉類・ゆで卵・キムチ・錦糸卵・梨などがのせられています。
咸興冷麺
咸興冷麺は、そば粉を主原料にトウモロコシやジャガイモ、サツマイモなどのデンプンを原料にしています。麺は細くて白っぽくコシの強い噛み切りにくいのが特徴です。スープがないのが特徴で、コチュジャンをベースとした赤くて辛いタレを絡ませて食べます。
エイなどの刺身が具としてのっている場合もあります。
盛岡冷麺の発祥
冷麺自体の発祥は、1939年(昭和14年)神戸市で平壌出身者が開業した「元祖 平壌冷麺屋」。日本各地でこの冷麺をアレンジしたものが誕生しましたが、最もポピュラーになったのが盛岡冷麺なのです。
そして、1954年(昭和29年)に朝鮮半島北部(現・北朝鮮)生まれの在日1世の青木輝人が、盛岡市で開業した焼肉店「食道園」で、朝鮮半島の冷麺を参考に独自の製法でメニューとして出したのが盛岡冷麺のはじまりといわれています。当時客はゴムのような麺に驚き、なかなか定着せず大変苦労したようです。
麺は平壌冷麺と同じくそば粉とでんぷんで作られていましたが、後に小麦粉とでんぷんを使って透明な乳白色の麺を作るようになりました。
他にも盛岡の素材を生かしたさまざまな工夫が加えられ冷麺は盛岡に定着しました。
昭和40年代に入ると盛岡冷麺を提供する店が次々とオープンします。
実は青木氏が作っていた冷麺はそれまでは故郷の「咸興(ハムフン)」の名前を使わずに「平壌冷麺」と呼ばれていましたが、昭和61年に盛岡で開催された「にっぽん麺サミット」に冷麺が出品され、「盛岡冷麺」と名づけられます。
現在では盛岡市内のみならず全国で親しまれています。
まとめ
盛岡名物としてすっかり浸透している盛岡冷麺。
焼肉屋でも盛岡冷麺だけをオーダーできるのは、盛岡ならではかもしれませんね。
盛岡に足を運ぶ際は、2~3店舗を巡って食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。