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中学生に人気の個別指導塾15選を徹底比較!それぞれの特徴をご紹介!

高校受験を控えた多くの中学生は、塾に通うかどうかを考える時期に差し掛かります。特に、集団塾と個別指導塾のどちらを選ぶかは、大きな決断となるでしょう。個別指導塾は、料金体系や授業のスタイルが異なるため、入塾前に各塾の特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。
また、塾ごとに授業形式やカリキュラム、志望校対策、定期テスト対策などが異なるため、通塾の目的や子どもの学力に合った塾を選ばなければ、期待通りの指導が受けられない場合もあります。本記事では、塾選びのポイントについて詳しく説明していますので、塾選びの参考にしていただければと思います。

中学生向け個別指導塾15選

中学生向けの個別指導塾について、その特徴と料金をまとめました。全国展開している塾や、地域密着型の塾など様々な選択肢がありますので、ぜひ参考にしてください(各塾の特徴や料金の詳細は後ほどご紹介します)。

個別教室のトライ

個別教室のトライは、全国に650以上あるトライグループ直営の個別指導塾で、基本的な指導方法やサービスはトライプラスと変わりません。ただ、トライプラスが公立学校に通う生徒の割合が多いのに対して、個別教室のトライは私立学校に通う生徒が多く、メインターゲットとなる層に違いがあるようです。

特徴

「わかったつもり」を防ぐ学習法や「トライ式性格診断」を提供しているのは、個別教室のトライも同じです。さらに、両方のサービスで利用できるものとして、「トライ式AI教材」や映像授業「Try IT」、演習プリントをダウンロードできる「トライeNAVI」などが揃っています。

トライプラスとの違いは、完全1:1の個別指導を行っている点です。指導時間は120分、150分、180分から選べ、時間が長くなるほど授業料も高くなります。

また、個別教室のトライでは、講師によって授業料が3つのコースに分かれています。「プロコース」(豊富な指導経験や難関入試での合格実績があるプロ講師)、「セレクトコース」(指導経験や実績のある社会人講師)、「スタンダードコース」(学生講師や指導経験が少ない社会人講師)の順で料金が安くなっています。

料金・費用

個別教室のトライの授業料や諸費用については、教室に問い合わせてください。
個別教室のトライ公式サイトはこちら

個別指導塾トライプラス

トライプラスは、「家庭教師のトライ」から生まれた個別指導塾です。トライグループのフランチャイズとして、全国に約500教室を展開しています。トライグループの個別指導塾には「個別教室のトライ」もありますが、主に指導形態と料金設定が異なっています。

特徴

トライプラスは、「わかったつもり」を防ぐために、生徒が学んだ内容を講師に説明する学習法を取り入れているのが特徴です。この方法では、授業中の対話を通じて生徒が理解しているかを確認し、もし理解が不十分であれば再度解説を受けられるため、理解度の向上に繋がります。

また、入塾時に「トライ式性格診断」を実施し、心理学やカウンセリングの技術を活用して生徒を9つの性格タイプに分類。その結果に基づいて個別の学習や指導を行うことも、トライプラスの特徴です。これにより、生徒一人ひとりに合わせた指導が行われ、学習意欲や効率の向上が期待できます。

「個別教室のトライ」との違いは、1:2の個別指導を行っている点です。また、「家庭教師のトライ、個別教室のトライのクオリティをリーズナブルに」というコンセプトのもと、料金が比較的安価に設定されています。

料金・費用

【授業料(1コマ100分)】
月4回
中学生 16,800円〜
参照: トライプラス公式サイト 税込価格。2024年4月時点、東京都の場合。
※都道府県・学年によって料金は変わる。
トライプラス公式サイトはこちら

個別指導の明光義塾

明光義塾は個別指導塾のパイオニアで、全国に約1,800教室を展開しており、教室数と生徒数でNo.1を誇っています。明光義塾には直営とフランチャイズがあるため、教室によって塾の雰囲気が異なる可能性があります。

特徴

明光義塾では、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを基に、対話型の授業を実施しています。授業では「振り返り」を重視し、ノートの活用法を学んだり、毎回の授業内容を自分の言葉で記録したりすることで、思考力の向上と学習の定着を促します。

さらに、明光義塾の特徴の一つが、独自の指導法である「明光式特許10段階学習法」です。この学習法では、生徒の学力を10段階に分け、授業や家庭学習における問題演習を最適化。各自のレベルに合った課題に取り組むことで、効率的に学力を伸ばすことができます。

料金・費用

【授業料(1コマ90分)】
週1回(月4回) 週2回(月8回) 週3回(月12回)
中1

・中2
15,400円 28,600円 39,600円
中3 16,500円 30,800円 42,900円
参照: 明光義塾公式サイト 税込価格。2024年4月時点。
その他、入会金、諸経費、教材費などがかかります。これらの費用については、教室に問い合わせてください。
明光義塾公式サイトはこちら

ナビ個別指導学院

ナビ個別指導学院は、北海道と沖縄を除いた45都府県に700以上の教室を構える大手個別指導塾です。「おせっかいな先生たちと、自分でできた!に導く塾」をキャッチコピーに、コーチングを取り入れた指導をしています。

特徴

ナビ個別指導学院では、1対2の「個別授業」を採用し、予習型の指導と問題演習を通じて学習の定着を図っています。対応教科は英語・数学・国語の3科目ですが、定期テスト前には理科・社会の対策も実施。さらに、入会後3回以内の中間・期末テストで「+20点」または「80点以上」を達成することを保証する「成績保証制度」(適用条件あり)も用意されています。

また、生徒が「自分でできた!」という成功体験を積めるよう、講師は積極的に褒めることを意識。勉強が楽しいと感じたり、問題が解ける喜びを味わえたりするよう、前向きな気持ちを育むコミュニケーションを大切にしています。

料金・費用

【授業料(1コマ80分)】
週1回 週2回 週3回
中1

・中2
12,600円 24,800円 37,300円
中3 16,800円 33,300円 49,900円
参照: ナビ個別指導学院公式サイト 税込価格。2024年4月時点。
※授業料は、教室やコースによって異なる可能性があります。
ナビ個別指導学院公式サイトはこちら

東京個別指導学院

東京個別指導学院は、ベネッセグループが運営する個別指導塾です。地域により「東京個別指導学院」「関西個別指導学院」の2つの名称を使い分けていますが、すべて直営の教室のため、受けられるサービスは同じです。教室数は260以上で、南関東、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の9都府県に教室があります。

特徴

東京個別指導学院では、「高校受験対策」「推薦入試対策」「定期テスト・内申点対策」など、多彩な学習プランを用意しています。学習計画は完全オーダーメイドのため、どのプランを選んでも、生徒の学習状況や目標に合わせた指導を受けることができます。

また、1対1と1対2の個別指導を選べるのも大きな特長。1対1でじっくり学びたい生徒も、1対2で費用を抑えつつ個別指導を受けたい生徒も、それぞれのスタイルに合わせた学習が可能です。さらに、定期的に保護者との面談を実施しており、学習状況の共有や進路相談など、家庭との連携も大切にしています。

料金・費用

東京個別指導学院にかかる費用は、授業料と設備費です(入会金・年会費は不要)。教材を購入する場合は、別途教材費も必要で、映像教材「V-style」やAI教材「atama+」を受講する場合はオプション料金もかかります。一人ひとりカリキュラムが異なるため、授業料は教室に問い合わせてください。
東京個別指導学院公式サイトはこちら

進学個別指導塾TOMAS(トーマス)

進学個別指導塾TOMASは、リソー教育グループが運営する個別指導塾で、南関東に103校を展開しています。「本物の個別指導塾」を掲げるTOMASでは、完全1:1の個別指導を行っていて、中高一貫校生の内部進学対策や大学・医学部受験に向けた準備など、希望する進路に応じた対策を講じてくれます。

特徴

「完全1対1進学個別指導」を提供するTOMASでは、志望校合格から逆算したオーダーメイドのカリキュラムを作成し、生徒一人ひとりに最適な指導を行います。進学塾の体系的なカリキュラムと個別指導塾ならではのきめ細やかなサポートを両立しているのが特徴です。男女御三家を目指す生徒から、苦手科目の克服をしたい生徒まで、それぞれの目標に応じた指導を受けることができます。

授業はホワイトボード付きの個室で実施されるため、周囲の環境が気になる生徒でも、落ち着いて学習に集中できる環境が整っています。

料金・費用

TOMASの授業は、1コマ80分です。授業料やその他の費用は学年・コースによって異なるため、教室に問い合わせてください。
TOMAS公式サイトはこちら

ITTO個別指導学院

ITTO個別指導学院は、全国に1,200以上(系列塾含む)の校舎を展開する個別指導塾です。「ITTO模試」という一問一答式のオリジナル模試を実施しており、毎月ITTO模試を受験することで基礎学力の定着を図っています(塾生の受験料は無料)。

特徴

ITTO個別指導学院では、「スタンダードプラン」と「フリープラン」の2つの受講スタイルから選択できます。授業時間は50分・80分・100分の中から選べ、5教科に対応しています。

スタンダードプランは、1対3の授業形式で、教科書の予習を中心に学習を進めるカリキュラムです。一方、フリープランは1対1のマンツーマン指導が基本で、オーダーメイドのカリキュラムに沿って学習できます。特に、苦手科目の克服や志望校の入試対策を重点的に行いたい場合に最適です。さらに、追加料金を支払うことで、講師の指名も可能となっています。

料金・費用

【スタンダードプラン】
週1回(月4回) 週2回(月8回)
学年 50分 80分 50分 80分
中1 10,120円 14,850円 19,250円 28,050円
中2 10,670円 15,400円 20,240円 29,370円
中3 11,000円 16,060円 21,010円 30,580円
参照: ITTO個別指導学院公式サイト 税込価格。2024年4月時点。東京都23区の場合。以下同。
※100分コースは要問い合わせ。
【フリープラン 週1回(月4回)の場合】
完全1:1 1:2 1:3
学年 50分 80分 50分 80分 50分 80分
中1 14,850円 21,450円 11,000円 16,060円 9,790円 14,190円
中2 15,510円 22,660円 11,770円 17,050円 10,120円 14,850円
中3 16,280円 23,650円 12,320円 17,820円 10,670円 15,400円
※フリープランの1:2、1:3は、兄弟姉妹・友達との同時受講の場合に適用。
※100分コースは要問い合わせ。

その他、入会金、年会費、教材費がかかります。これらの費用については、教室に問い合わせてください。
ITTO個別指導学院公式サイトはこちら

森塾

森塾は、関東を中心に221の校舎を展開している個別指導塾です。「やればできる!」という自信をつけて、成績アップを目指す指導をしています。

特徴

森塾では、「一人ひとりにとことん」をキャッチコピーに、講師1人に対し生徒2名までの個別指導を実施。きめ細やかな指導を行い、定期テストでの成績向上を目指しています。さらに、1教科+20点を保証する「成績保証制度」(適用条件あり)を設け、生徒の学力アップをサポートします。

授業では、理解度を確認するために毎回「クリアテスト」を実施。不合格の場合は無料の特訓を受けることができ、しっかりと定着するまで指導を行います。クリアテストの結果や特訓の日程は保護者へメールで通知されるため、家庭でも進捗を把握しやすい仕組みになっています。さらに、定期テスト前には無料の補講を実施。受講していない教科の対策も可能で、自立学習方式を取り入れたテスト対策授業を受けることができます。

料金・費用

【授業料(1コマ80分)】
週1回(月3回)
中学生 10,800円〜
参照: 森塾公式サイト 税込価格。2024年4月時点。
※祝日や講習等で授業が月3回になる場合の授業料。月4回の場合は、その分加算される。

その他、入塾金20,000円、テキスト代などが必要。
森塾公式サイトはこちら

湘南ゼミナール

湘南ゼミナールは、小学生~高校生を対象としており、首都圏を中心に展開する進学塾です。

「ひとに学び ひとを育み ひとにかえそう」という理念で、「人の意欲をとことん高め 日本一の学習塾と成る」ことを目指しています。

指導形態は、集団授業がメインですが、個別指導などにも対応しています。

特徴

①:講師 × オリジナルのQE授業
QE授業(Quick Exercise)は、湘南ゼミナール独自の指導法で、「テキストなし・挙手確認・褒める・スピード・ライブ感」の5つの要素を取り入れています。

この授業では、講師がテキストを使わずに生徒へ頻繁に問いかけ、思考力を養います。テキストに頼らないことで、生徒の目線や手の動きをより細かく観察できるようになり、適切な指導が可能となります。

また、問題ごとに挙手を求め、講師が生徒を褒めながら進めることで、スピード感とライブ感のある授業を実現しています。

②:充実したサポート体制
湘南ゼミナールでは、生徒一人ひとりの成長やレベルに合わせたサポートを提供しています。

基本的な学習サイクルとして、宿題で知識を定着させ、小テストで理解度を確認しながら授業を進めます。

学年別のサポート内容

小学生:授業前に宿題チェックや質問対応の時間を設け、学習習慣をサポート。
中学生:授業後にわからなかった内容を講師が徹底フォロー。
高校生:「Extra Time(エクストラタイム)」を設け、質問対応だけでなく小テストの見直しや類題演習を実施。
このようなサポートを通じて、講師と生徒のコミュニケーションを深めながら、学習の定着を図っています。

③:安心の指導力と継続的なアップデート
湘南ゼミナールの講師は、模擬授業を通じた研修を受けたうえで、指導法を習得しています。さらに、全国の過去問を基に作成された入試対策テストをクリアした講師のみが授業を担当します。

各教室では、近隣の学校の情報を収集・分析し、「学校別定期テスト対策」を実施。さらに、保護者・生徒向けのアンケート調査や面談を定期的に行い、授業や講師の質の向上に努めています。

料金・費用

湘南ゼミナールの授業料や諸費用については、教室に問い合わせてください。

湘南ゼミナール公式サイトはこちら

みやび個別指導学院

みやび個別指導学院は、ITTO個別指導学院と同じ系列の個別指導塾で、東海圏を中心に校舎を展開しています。「個別のファーストクラス」をキャッチコピーとしていて、学習環境にこだわった塾になっています。

特徴


みやび個別指導学院の特徴は、「個別のファーストクラス」と称される洗練された学習環境です。専属デザイナーが手がけた校舎の内装は、用途ごとに分かれた学習スペースを備えており、授業や自習に適した環境で集中力を高める工夫がされています。

授業形態はITTO個別指導学院と同様で、「スタンダードプラン」と「フリープラン」から選択可能。さらに、塾生は無料で「ITTO模試」を受験できるため、学力の定着度を定期的に確認することができます

料金・費用

【スタンダードプラン】
週1回(月4回) 週2回(月8回)
学年 50分 80分 100分 50分 80分 100分
中1 10,450円 15,070円 18,590円 18,920円 27,610円 33,770円
中2 11,110円 16,170円 19,910円 20,240円 29,480円 36,300円
中3 11,550円 16,720円 20,570円 21,010円 30,360円 37,400円
参照: みやび個別指導学院公式サイト 税込価格。2024年4月時点。砂川校(東京都立川市)の場合。以下同。
【フリープラン 週1回(月4回)の場合】
完全1:1 1:2 1:3
学年 50分 80分 50分 80分 50分 80分
中1 14,630円 21,230円 11,000円 16,060円 9,570円 13,860円
中2 15,290円 22,220円 11,550円 16,720円 10,010円 14,630円
中3 16,170円 23,540円 12,100円 17,710円 10,670円 15,510円
その他、入会金、年会費、教材費がかかります。これらの費用については、教室に問い合わせてください。
みやび個別指導学院公式サイトはこちら

個太郎塾

個太郎塾は、市進学院や市進予備校などを運営する市進教育グループの個別指導塾です。「めんどうみ合格主義」を掲げ、千葉と東京を中心に200以上の教室を展開しています。

特徴

個太郎塾では、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県の公立高校入試に対応した授業を提供しています。演習問題の記録をすべて管理し、解けなかった問題に対応した宿題を出すことで、確実な理解を促します。また、チェックテストを実施し、合格点に満たない場合は復習が必須となるシステムを導入。こうした指導ルールは全教室で統一されており、どこでも同じ質の授業を受けることができます。

中学生向けには、「1対2つきっきり個別指導」「1対1限定個別指導」「映像授業MANA」、**「公立高合格5科総合コース」**など、多彩なコースを用意。特に映像授業と組み合わせることで、授業料を抑えながら5教科の学習を効率的に進めることが可能です。

料金・費用

【1対2つきっきり個別指導(1コマ80分)】
学年 週1回

(月4回)
週2回

(月8回)
週3回

(月12回)
週4回

(月16回)
週5回

(月20回)
追加授業

(1回)
中1・中2

(英語なし)
15,510円 30,580円 44,000円 57,420円 70,840円 3,784円
中1・中2

(英語あり)
16,995円 32,065円 45,485円 58,905円 72,325円 3,784円
中3

(英語なし)
16,830円 33,000円 47,520円 62,040円 76,560円 4,048円
中3

(英語あり)
18,315円 34,485円 49,005円 63,525円 78,045円 4,048円
参照: 個太郎塾公式サイト 2024年4月時点。以下同。
※1対1の個別指導の場合、1授業あたり3,300円が上記料金に加算される。
【映像授業MANA(1コマ80分)】
学年 1教科 2教科 3教科 4教科 5教科
中1・中2

(英語なし)
8,250円 14,850円 21,450円 22,550円
中1・中2

(英語あり)
9,735円 16,335円 22,935円 24,035円 25,135円
中3

(英語なし)
9,350円 18,700円 25,300円 29,150円
中3

(英語あり)
10,835円 20,185円 26,785円 30,635円 31,735円
※教材費として専用テキスト代 1科目1冊1,430円が必要。

【中学生のための5科指導コース『公立高合格5科総合コース』】
プラン スタンダード プラン スタンダードPLUS プラン
授業の種類

と回数
・1:2つきっきり型週2回

・映像授業MANA週3回
・1:2つきっきり型週3回

・映像授業MANA週2回
授業料

(月額)
中1・中2:39,765円

中3:43,285円
中1・中2:50,985円

中3:55,605円
※総合指導費として、月額3,960円が必要。
※映像授業MANAで受講する教科は、専用テキスト代 1科目1冊 2,530円 が必要。
※「公立高合格5科総合コース」を設置していない教室もある。

その他、入会金16,500円などが必要。
個太郎塾公式サイトはこちら

創英ゼミナール

創英ゼミナールは、神奈川県と東京都に特化した個別指導塾です。約130ある教室は全校直営で、「一人ひとり主義」のキャッチコピーのもと、第一志望校への合格を目指す指導を行っています。

特徴

高校入試では5教科の総合得点が重要となるため、創英ゼミナールでは5教科受講を想定したリーズナブルな料金設定を採用しています。授業は1対4の個別指導と、**テキストや動画教材を活用した個別指導(SS個別)**の2種類があり、これらを組み合わせた受講も可能。カリキュラムはオーダーメイドで、生徒一人ひとりに最適な学習プランを提供しています。

創英ゼミナールでは1対4の指導形式を採用しており、1対1に比べて講師が直接教える時間は短くなります。しかし、あえてこの形式を導入することで、生徒が自分で考える時間を確保し、学習の主体性を育むことを重視。講師に頼りすぎることなく、自ら思考し解決する力を身につけることを目的としています。

料金・費用

【個別指導(1コマ60分)】
学年 週1コマ 週2コマ 週3コマ 週4コマ 週5コマ
中1・中2 5,995円 11,990円 17,985円 23,980円 29,975円
中3 6,435円 12,870円 19,305円 25,740円 32,175円
参照: 創英ゼミナール公式サイト 税込価格。2024年4月時点。
その他、入塾金、教材費などが必要。
創英ゼミナール公式サイトはこちら

スクールIE

スクールIEは、やる気スイッチグループが運営する個別指導塾です。全国に1,100以上の教室があり、小学1年生から高校3年生まで幅広い指導を行っています。「やる気スイッチ」のキャッチコピー通り、生徒の学力状況はもちろん個性も見える化することで、学習へのやる気を引き出す指導を行っています。

特徴

スクールIEの特徴は、入塾時に実施する**「学力診断テスト」「個性診断テスト」**です。これにより、生徒の学力や個性を可視化し、最適な学習計画を立てたり、勉強への取り組み方についてアドバイスを受けたりすることができます。さらに、診断結果を基にオーダーメイドのテキストを作成し、生徒ごとに最適化された学習内容・問題量・難易度で学ぶことができます。

個別指導は1対1と1対2の2種類があり、授業時間も45分・60分・90分から選択可能。授業は予習型で進められるため、学校の授業を先取りしながら内申点対策もできます。さらに、苦手単元については季節講習を活用し、復習を徹底することが可能です。

料金・費用

スクールIEの授業料は、学力および個性診断テストをもとに授業回数や学習内容などについて面談し、決定します。そのため、学習プランや授業料について知りたい方は、教室に問い合わせてください。

なお、通塾者限定ですが、月額220円の「やる気スイッチプレミアムクラブ」会員になることで、小学生から大学受験まで対応した映像授業(5教科10,000本以上)が見放題になります。
スクールIE公式サイトはこちら

代々木個別指導学院

代々木個別指導学院は、「ワンランク上のめんどうみ」を掲げる個別指導塾です。新規開校により校舎数を増やしており、南関東に約80校舎を展開しています。「自分の力で取り組むべきところは、認める、ほめる、励ます指導で、やる気と自信を育み、自分で考える力、やりとげる力を培う」という教育理念のもと、学習指導を行っています。

特徴

「ワンランク上のめんどうみ」を掲げる代々木個別指導学院では、生徒一人ひとりに合わせたオリジナルカリキュラムで学習を進めることができます。わからない部分を復習したり、先取り学習をしたりと、自分のペースで効率的に学べるのが特徴です。さらに、私立中学に通う生徒向けに、学校の教科書に準拠した授業やテスト対策、内部進学対策なども提供しています。

また、「わかったつもり」を防ぐために、「理解度診断問題」で弱点を明確にし、専用の「弱点対策テキスト」を活用して克服する学習サイクルを導入。確実な理解を積み重ねながら、次の単元へと進める仕組みを整えています。

料金・費用

代々木個別指導学院の授業は1コマ80分です。入会にかかる費用や授業料は地域や学年によって異なるため、教室に問い合わせてください。
代々木個別指導学院公式サイトはこちら

武田塾

武田塾は、「日本初!授業をしない塾」として知られる個別指導塾です。中学生でも、参考書で自学自習をするという授業スタイルに変わりはありません。全国に400以上の校舎がありますが、中学生の受け入れは校舎によって異なる点に注意しましょう。

特徴

武田塾では、自分のレベルに合った参考書を1冊ずつ完璧に仕上げる学習法を採用し、学習習慣の確立を目指します。中学生コースのカリキュラムは決まっており、中学3年生の夏までは定期テストや学校の授業に対応した参考書を使用し、夏以降は高校入試対策用の参考書で受験準備を進めます。

武田塾の大きな特徴は、自宅学習の徹底管理です。「勉強の仕方がわからない」「ついサボってしまう」といった課題を防ぐため、毎日やるべき課題を明確化し、宿題を出すことで学習のペースを整えます。さらに、自習後には勉強法のチェックを行い、効率的な学習ができているかを確認します。

「中学生にとって自学自習は難しい」と感じるかもしれませんが、正しい学習法を早い段階で身につけることで、高校以降の学習をスムーズに進めることが期待できます。

料金・費用

料金は学年やコースによって異なるため、教室に問い合わせてください。
武田塾公式サイトはこちら

中学生が個別指導塾を選ぶ際のポイント

中学生が個別指導塾を選ぶ際には、授業形式、通塾目的、特徴、講師、立地の5つのポイントをチェックしてみてください。

授業形式|完全1:1か、1:2〜か、自立学習か

個別指導塾を選ぶ際は、講師1人に対して生徒が何人なのかを確認してください。授業形式のパターンは、大きく以下の3つに分類できます。

完全1:1

講師1人が生徒1人を指導する完全マンツーマン形式の授業では、わからないことをすぐに質問でき、細やかな指導を受けられるのが大きなメリットです。

ただし、授業料は比較的高めに設定されているため、年間でどのくらいの費用がかかるのかを事前に把握し、計画を立てておくことが重要です。

1:2〜

講師1人に対して2〜4人の生徒が指導を受ける授業形式です。多くの個別指導塾では、テキストの問題演習と講師の解説を組み合わせた授業スタイルが採用されています。

生徒はわからない部分を質問したり、間違えた問題の解説を受けたりできるため、集団授業に比べて講師の目が行き届きやすいのが特徴です。また、完全マンツーマン指導よりも授業料が抑えられる点もメリットの一つです。

ただし、生徒の人数が増える分、1人あたりの指導時間は短くなるため、費用対効果を考慮しながら選ぶことが大切です。

自立学習

自立学習型の塾は、基本的に授業を行わないのが特徴です。生徒はタブレットやテキストを使って自分で学習を進めるスタイルを取ります。

学習スペースには講師が常駐しており、わからない部分があれば質問が可能です。また、生徒は学習の進捗状況を講師や教室長に報告し、適切なアドバイスを受けながら学習を進めます。

この形式のメリットとして、授業料が比較的安いことや、自主的に学ぶ力を養えることが挙げられます。一方で、学習習慣が身についていない生徒は継続が難しくなることや、講師からの個別指導を受ける機会が少ない点がデメリットとして考えられます。

通塾目的|授業の補習重視か、受験重視か

個別指導塾の魅力は、柔軟なカリキュラム設定が可能なことです。ただし、すべてがオーダーメイドというわけではなく、塾によって指導方針が異なります。例えば、弱点補強や内申点アップを目的とした補習型の塾もあれば、志望校対策を重視し、入試問題を解く力を養う塾もあります。

補習型の塾では、生徒の学習状況に応じて、理解が不十分な部分から学び直すことができます。特に、数学や英語など積み重ねが必要な教科の苦手克服や基礎の定着に役立ちます。

一方、受験対策を重視する塾では、志望校別・入試方式別の対策が行われるため、合格に向けた実践的な学習が可能です。

また、ほとんどの個別指導塾では定期テスト対策を実施しており、内申点アップにもつながる点が大きなメリットです。

特徴|大手塾か、地域密着型の塾か

塾には、全国展開する大手塾と、特定の地域に特化した地域密着型の塾があります。

大手塾の強みは、生徒数が多いため、豊富な情報量とデータを活用した指導が受けられることです。カリキュラムやテキスト、料金体系などが確立されており、高い合格実績やネームバリューがあるため、保護者も安心して通わせやすい点が魅力です。また、独自の模試を実施していることが多く、比較的正確な志望校判定ができるのもメリットのひとつです。

一方、地域密着型の塾は、特定の地域に特化した指導を行います。生徒が通う中学校ごとの定期テスト対策や、地域の高校の受験対策に強いのが特徴です。地域の実情に合わせたカリキュラムを組んでおり、特定の高校の受験対策に特化した「◯◯高校コース」を設置するなど、個々の塾ならではの特色がある点も魅力です。

講師|プロ講師か、大学生アルバイトか

個別指導塾には、経験豊富な社会人のプロ講師から大学生アルバイト講師まで、さまざまな講師が在籍しています。特に個別指導塾では、大学生や大学院生が講師を担当する割合が高いのが特徴です。

また、塾によってはプロ講師を指名できる制度があり、指名料が別途かかったり、授業料が高くなったりする場合もあります。

大学生講師のメリットは、生徒との年齢が近く、親しみやすく話しやすいこと。一方で、プロ講師は受験情報や学校事情に精通しており、定期テスト対策や受験対策を安心して任せられる点が強みです。

また、個別指導塾の中には、「大学生講師が授業を担当し、カリキュラムの設定や面談は社員が行う」という分業制を採用しているところもあります。講師の経験や、生徒との相性を考慮しながら、最適な講師を選ぶことが大切です。

立地|自宅や学校から近いか、通いやすい場所か

通塾に時間がかかると負担が大きいため、生活サイクルに合わせて塾を選ぶことも重要です。

例えば、学校の近くに塾があれば、下校後にそのまま立ち寄って勉強できるため、移動時間を短縮しながら効率よく学習できます。一方、自宅の近くに塾がある場合は、土日の授業や季節講習の際にも通いやすいというメリットがあります。

ただし、学校や自宅の周辺に希望の塾がない場合も考えられます。その場合は、最寄り駅の沿線にある塾を検討するのも一つの方法です。多くの塾は駅近くに校舎を構えているため、沿線上で通いやすい塾を探してみるとよいでしょう。

中学生が個別指導塾に通うメリット・デメリット

子どもを塾に通わせる際、まず悩むのが集団塾にするか個別指導塾にするかではないでしょうか。個別指導塾に通うメリットとデメリットは次の通りです。

個別指導塾のメリット

個別指導塾のメリットは、生徒の学力や通っている中学校に合わせた指導を受けられることです。

生徒ぞれぞれに合わせたカリキュラムや進度で学習ができる

個別指導塾の多くは、生徒の学力や志望校、得意・不得意に応じて、オーダーメイドのカリキュラムを編成しています。これにより、「苦手な科目は前学年の内容から復習し、得意な科目は先取り学習を進める」といったように、教科ごとに柔軟な対応が可能になります。

先生との距離が近く、わからない点をすぐに質問ができる

個別指導塾は、集団塾に比べて講師や教室長との距離が近いのが特徴です。完全1:1の指導はもちろん、自立学習型の塾でも講師とのやり取りがしやすく、疑問点をすぐに質問できる環境が整っています。また、生徒一人ひとりの理解度に合わせて授業が進むため、つまずいた部分を放置せずに学習を進められるのも大きなメリットです。

内申点対策が得意な塾が多い

個別指導塾のメリットの一つは、学校の内申点対策に力を入れている点です。柔軟なカリキュラムを活かし、多くの塾では定期テストの2〜3週間前から対策授業を実施しています。内申点は定期テストの成績だけでなく、宿題やレポートなどの提出状況も影響するため、講師に相談すれば、提出物の管理やサポートを受けられることもあります。

個別指導塾のデメリット

きめ細やかな指導が受けられる個別指導塾ですが、以下のようなデメリットもあります。

集団塾に比べ、費用が割高な傾向にある

個別指導塾は、集団塾と比べて授業料が高めに設定されている傾向があります(各塾の料金については後述)。特に、5教科すべてを個別指導で受講する場合、かなりの費用がかかるため、事前にしっかりと予算を考えることが重要です。費用を抑える工夫として、「苦手な科目は個別指導、それ以外は集団授業を活用する」といった方法を検討するとよいでしょう。

一緒に勉強する仲間がいないため、競争意識を持ちづらい

競争意識が刺激となり、意欲的に学習に取り組める生徒もいます。そのようなタイプの生徒には、集団塾のように仲間と切磋琢磨できる環境が適しているでしょう。一方で、他人と比較せず自分のペースで学習を進めたい生徒には、個別指導塾のほうが安心して学べる環境といえます。

個別指導塾が向いている中学生のタイプ

生徒によって、集団塾が向いているタイプと、個別指導塾が向いているタイプがいます。次の4つの傾向がある生徒は、個別指導塾が向いているタイプの中学生であると言えます。

勉強に対して苦手意識がある生徒

勉強に苦手意識がある生徒は、学習のモチベーション維持やスケジュール管理に課題を抱えていることが少なくありません。そのような場合、講師がこまめに声をかけてくれたり、学習計画を具体的にサポートしてくれたりする個別指導塾が適しているでしょう。

苦手を克服したい教科がある生徒

多くの集団塾では、学校よりも速いペースでカリキュラムが進みます。そのため、生徒の理解度に関係なく授業が進行し、苦手な教科が原因でついていけなくなることもあります。苦手を克服するには、わからない部分までさかのぼって復習することが重要です。そのため、特定の教科を重点的に克服したい生徒には、個別指導塾が適しているでしょう。

集団の中で集中するのが苦手な生徒

集団塾と個別指導塾では、学習環境にも違いがあります。クラスメートの意見を聞きながら学びたい生徒には、集団塾が適しているでしょう。一方、個別ブースで集中してじっくり学習したい生徒には、個別指導塾のほうが向いています。

部活動や習い事など、課外活動で忙しい生徒

部活動や習い事で忙しく、集団塾の固定された時間割では通いづらい生徒には、個別指導塾が適しています。個別指導塾なら、生徒のスケジュールに合わせて柔軟に時間割を組めるため、「部活動の後に通いたい」「習い事がない日に塾に行きたい」など、自分の都合に合わせやすいのがメリットです。

個別指導塾の中学生の料金・費用相場

個別指導塾に通う際は、授業料のほかに入塾金、教材費、設備費などの諸経費がかかる場合があります。一般的に個別指導塾は集団塾よりも授業料が高めですが、授業形式によって費用相場はどの程度異なるのでしょうか。

通常コースの料金・費用相場

通常コースの料金・費用相場は次の通りです。なお、塾によって授業時間が60分だったり90分だったりするため、授業料を比較する際には、授業時間も確認しておきましょう。

個別指導1:1の料金・費用

1:1の費用が一番高く、費用相場は週1回1教科(月4回)で20,000円〜25,000円(月額)です。プロ講師を依頼する場合は、30,000円以上かかることもあります。

個別指導1:2〜の料金・費用

1:2〜の個別指導は1:1より相場が安く、費用相場は週1回1教科(月4回)で15,000円〜20,000円(月額)です。

自立学習の料金・費用

自立学習の塾はさらに授業料が安い傾向で、週1回1教科(月4回)で10,000円〜20,000円(月額)です。

季節講習の料金・費用相場

授業料に加えて季節講習の費用も考慮することで、全体の支出を把握しやすくなります。個別指導塾の季節講習は、「通常授業の1コマあたりの料金 × 授業回数」で計算されることが一般的です。そのため、通常の授業に加えて講習を受講する場合は、その分の費用が追加で発生します。

個別指導1:1の料金・費用

1コマ5,000円前後が費用の相場です。16コマを受講する場合は80,000円程度を想定しておきましょう。

個別指導1:2〜の料金・費用

1コマ4,000円前後が費用の相場です。16コマを受講する場合は、64,000円程度を想定しておきましょう。

自立学習の料金・費用

自立学習型の塾では、通常の授業料の範囲内で講習期間中も学習を継続できる場合があり、特別な季節講習を設けていない塾もあります。また、講習期間のみ対面式の個別指導の受講を勧められるケースもあるようです。

自立学習のみの講習を実施している塾は少なく、正確な費用相場を算出するのは難しいですが、季節講習で10日間通う場合は、おおよそ40,000円〜50,000円程度を見込んでおくとよいでしょう。

中学生向けの個別指導塾の選び方

塾を選ぶ際には、料金だけでなく、塾の特徴や講師との相性を確認することも大切です。気になる塾があれば、入塾前に次の3つを確認しておきましょう。

資料請求で料金の詳細や特徴を理解する

まず資料請求をして、料金の詳細や特徴を理解しておくことが大切です。ただし、資料請求だけでは料金の詳細を開示してくれない塾もあるので、問い合わせや面談が必要になることもあります。

無料体験授業を受ける


ほとんどの個別指導塾では、無料の体験授業を実施しています。体験授業を受けることで、授業の雰囲気を知ったり、講師との相性を確認したりできるため、ぜひ申し込んでみましょう。

また、年度の変わり目や季節講習の時期には、お得なキャンペーンを実施している塾もあります。授業料の割引や入会金の無料特典などがあるため、こうしたキャンペーンを活用すると、よりお得に入塾することができます。

面談で講師の交代や授業の振替などの制度について確認する

個別指導塾では、生徒のモチベーション維持や質問のしやすさといった点で、講師との相性が非常に重要になります。もし講師と合わなかった場合に変更が可能か、あらかじめ確認しておくと安心です。

また、授業を欠席した際に振替ができるかどうかも、事前に確認しておくと良いでしょう。こうしたサポート体制を把握しておくことで、安心して学習を進めることができます。

中学生向けの個別指導塾に関するQ&A

中学生向けの個別指導塾に関する、気になるポイントをまとめています。塾選びの際にはこちらのポイントも参考にしてください。

個別指導塾は何年生から通うのがベストか?

個別指導塾に通い始めるベストなタイミングは、塾のタイプや目的によって異なります。

例えば、東京都の公立高校を目指す場合で、予習型の塾に通うなら、中2の3学期までに入塾するのが理想的です。早めにスタートすることで、高校入試に必要な内申点対策をしながら、着実に学力を伸ばすことができます。

また、個別指導塾で志望校対策を考えている場合も、中2の3学期までの入塾が望ましいでしょう。早めに中3までの学習内容を終わらせることで、無理のないスケジュールで過去問演習に取り組むことができます。

一方で、補習型の塾を検討している場合は、定期テストの結果が思わしくなかったり、授業についていけない教科が出てきた時点で、できるだけ早く通い始めるのが重要です。苦手を放置すると、内申点の低下や学習意欲の減退につながる可能性があります。子どもの学習状況をしっかり見極め、適切なタイミングで入塾することが大切です。

個別指導塾の平均的な授業時間・回数は?

個別指導塾の平均的な授業時間は80〜90分が一般的です。塾によっては60分の短時間授業や、120分の長時間授業を設定しているところもありますが、多くの塾が80〜90分に設定しています。

授業の頻度は週1回1コマが基本で、月に3〜4回の受講が一般的です。ただし、塾によっては無料で自習室を開放しているところもあり、自習室を活用するために通塾回数を増やす生徒もいます。また、定期テスト前にはテスト対策授業が実施されることが多く、通常よりも通う回数が増えることもあります。

季節講習では、生徒の学習状況や受講科目に応じて、12〜30コマ程度の受講を勧められることが一般的です。どのくらい受講するかは、講師と相談しながら決めるのがよいでしょう。

個別指導塾にかかる年間費用の目安は?

個別指導塾の年間費用は、授業形式や学年によって異なるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

授業形式によっても費用は変わり、1:1の指導ほど授業料は高額になります。また、学年が上がるにつれて授業料は上昇し、特に中学3年生になると、志望校別の特訓講座や模試の受験が必須になる塾もあり、費用がさらに増える傾向があります。加えて、オリジナル教材の購入、プロ講師の指名、オプション講座の追加などによっても、負担が大きくなることがあります。

一般的な年間費用の目安としては、
  • 1:1の個別指導 … 60万円〜80万円(入会金・授業料・教材費・施設費・講習費などを含む)
  • 1:2以上の個別指導 … 50万円〜70万円
  • 自立学習型の指導 … 40万円〜60万円
塾によって費用体系は異なるため、体験授業や説明会で詳細な料金を確認するのがおすすめです。

個別指導塾の講師の質はどう見極める?

個別指導塾では、講師の質が学力向上やモチベーション維持に大きく影響します。そのため、どんな講師が指導するのかを見極めることが重要です。

講師の質を確かめるには、体験授業を受けるのが最適です。可能であれば、保護者も授業を見学すると安心でしょう。体験授業で生徒自身が「この先生がいい」と感じるなら、相性の良い講師だと言えます。ただし、体験授業の講師が継続して担当するとは限らないため、事前に時間の都合や受講希望科目を伝え、担当講師がどう決まるのか確認しておくことが大切です。

また、一部の個別指導塾では、入塾後の数回の授業を異なる講師が担当し、相性を確認するシステムを採用していることもあります。このような塾であれば、複数の講師を比較しながら、より自分に合った指導者を選ぶことが可能です。

まとめ

中学生向けの個別指導塾には、全国展開の大手塾や地域密着型の塾、1対1で丁寧に指導する塾、自立学習を重視する塾など、さまざまなスタイルがあります。

多くの個別指導塾では、無料体験授業や割引価格で受講できる季節講習を実施しているため、まずは体験授業に申し込んでみるのがおすすめです。

また、体験授業と同時に入塾説明を受けられることが多く、その際に詳しい料金についても確認できます。気になる塾があれば、ぜひ問い合わせてみてください。